PPT2Flash ProfessionalをSmartBrain上で動作させる際に、中断機能が正常に動作しないという報告が寄せられています。こちらの対応方法について解説いたします。
本来、中断機能とは、学習を途中で終了した場合に、続きから学習を再開し最後のページまで学習したら成績が修了となるという機能です。ところが、本機能には、以下のURLですでに報告させて頂いているとおり、幾つかの問題有り、正常に動作しておりません。
https://ppt2flash.jp/?page_id=3036
この問題はLMS(LearningManagementSystem)の共通規格である、SCORM規格の曖昧さから発生している問題になりますので、LMS(この場合はSmartBrain)の修正で解決できません。そこで、お手数をおかけいたしますが、PPT2Flash Professionalでパブリッシュしたコンテンツにパッチをあてていただくこととなります。
さらに、中断機能を正常に利用していただくためには、PPT2Flash Professional4.5.0.26をご利用頂く必要がございます。まず、以下のURLよりPPT2Flash Professional4.5.0.26をダウンロードし、現在インストール済みのPPT2Flash Professionalのバージョンが異なる場合は、既存のPPT2Flash Professionalをアンインストールした上で、PPT2Flash Professional4.5.0.26をインストールして下さい。この際に、レジストレーションコードを再度設定する必要があることにもご注意下さい。
https://ppt2flash.jp/wp-content/uploads/2009/09/ppt2flash_4.5.0.26.exe
続いて、下のパッチファイルをダウンロードし、ZIPファイルを解凍して下さい。その結果、scorm.jsが解凍されます。
ここまで準備が出来ましたら、中断機能を利用したいコンテンツをPPT2Flash Professional4.5.0.26でパブリッシュして下さい。デフォルト設定のままであれば、マイドキュメント内の「Wondershare PPT2Flash」フォルダ内に、コンテンツがパブリッシュされています。まずは該当フォルダを開いて下さい。ここでは、「テスト」という名称のコンテンツをパブリッシュしたとします。
上記フォルダを開くと、以下のような構成になっています。
コンテンツは、上図のような構成になっていることが確認できるかと思います。こちらの、scorm.jsを、先ほどダウンロードしたパッチファイル、scorm.jsで上書きします。
入替が終わりましたら、一つ上のフォルダに移動し、コンテンツをZIPで圧縮して下さい。この時、圧縮形式はZIPのみに対応しております。LZH等では正常にアップロードできませんので、ご注意下さい。
あとは、通常通り、SmartBrainにコンテンツをアップロードして下さい。以上で、中断機能が正常に動くようになります。中断機能の動作でお困りのお客様は、お手数をおかけしますが、こちらの方法で対応いただくよう、よろしくお願いいたします。
上記の中断機能については、以下のブラウザで動作確認を行い、正常に動作することが確認できました。
Internet Explorer 8
Google Chrome